Amazonで出品規制のかかった商品を売る方法

最近Amazonでは規制が強まっており、2017年から新規のセラーアカウントはCD、DVD、ブルーレイなどのメディア商品を出品できなくなりました。

ですが、せどりの仕入先として有力なブックオフなどにはたくさんのメディア商品が棚に詰まっています。

プレミア価格になっている商品が普通のCDショップに売っていることもあります。

せっかく目の前に利益商品があってもAmazonの出品制限が原因で仕入れができないのは悔しいですよね?

今回はそんな悩みを解決する方法をご紹介します。

メディア商品をどこで売ればいいのか?

販路はAmazon以外のプラットフォームです。

一番のおすすめはメルカリです。

メディア商品の販路にメルカリをおすすめする理由は3つです。

  • ダウンロード数が業界トップ
  • 人気のある商品は回転がいい
  • せどらーがお客さんになる場合もある

ダウンロード数が業界トップ

メルカリのダウンロード数は約6000万DLです。

フリマアプリのダウンロード数では業界トップです。

他のフリマアプリと比較してみましょう。(2019年現在)

  • ヤフオク(フリマ出品):約2600万DL
  • ラクマ:約1000万DL
  • モバオク:約300万DL

メルカリはまさに群を抜いており圧倒的トップと言えます。

そのため、取引も盛んでどんなタイミングでも割と商品が買われやすい傾向にあります。

人気のある商品は回転がいい

例えば、ドラマの主題歌で有名になった星野源や、2018年の紅白で話題になった米津玄師など、彼らのCDやDVDはAmazonでも回転がいい商品が多いです。

そして、Amazonで人気のあるアーティストの関連商品はメルカリでもよく売れています。

メルカリではAmazonよりも割安で手に入るため、値ごろ感を求めるユーザー層が目当ての商品をメルカリで探すようになっています。

せどらーがお客さんになる場合もある

フリマの購入者は一般の方だけではありません。

中には私たちのようなせどらー、転売業者も含まれています。

せどらーは「価格差が取れて回転がよければ買う」という考え方なので、そういった商品を出品すると売れやすいです。

メディア商品の仕入れ基準は?

店舗仕入れで狙うべき商品は「Amazonとの価格差が十分あるもの」です。

上で述べたように購入者が一般の方であろうがせどらーであろうが、Amazonとの比較で見る場合が多いからです。

そして、これがもっとも重要なのですが「未開封品」を狙ってください。

理由は簡単で、基本的に商品のコンディションが良いほど高く売れるからです。

ユーザーの意識の中には、「新品」と「中古」の間に厳然たるラインが引かれています。

人気アーティストの商品の場合、特にその傾向が強いです。

価格設定はどう考えればいいのか?

では、具体的にどれくらいの値段で売ればいいのでしょうか?

それはモノレートでの回転数(月ごとの販売個数)によって異なります。

おおまかに回転が「良い」「中程度」「悪い」という3分類でお話しします。

回転が良い商品

月に30個以上売れているような回転の良い商品は、Amazon価格の90%〜100%くらいでも売れます。

強気な値段設定でも人気アーティストの商品はすぐに売れます。

回転が中程度の商品

月に5〜10個あたりの回転の商品は、Amazon価格の60〜80%が適しています。

例えばAmazonで売られている価格が5000円なら、メルカリでは3000円〜4000円前後で出品してください。

最初は80%で出品してみて、なかなか売れなかったり、いいね!があまりつかなければ値段を下げていく、というのでもいいと思います。

この価格帯は、目標利益率15%くらい(低め)で考えているせどらーにとっての仕入れ対象にもなります。

回転が悪い商品

月に1〜3個あたりの回転の悪い商品は、Amazon価格の50%未満の値段設定が最適です。

この価格帯は、一般の購入者よりもせどらーが買ってくれるようになります。

価格交渉をしてさらに利益率を高くしようとするせどらーも出てきますが、対応が良ければリピーターになってくれます。

フォローされればまた買ってくれる可能性は高いでしょう。

相手があまりに失礼な態度をしてくるようでしたらブロックしてしまえば問題ありません。

(メルカリにはブロック機能があるのがいいところですね)

仕入れの視点をずらす

せどり初心者の方は「メディア商品の未開封品をメルカリで売る」というのは上でお話ししました。

実はそれ以外にも、人気アーティストのメディア商品以外のジャンルを狙うことで利益を取れることがあります。

そのジャンルとは・・・

」、「写真集」、「雑誌」です。

メディア商品よりもライバルが減るうえ、利益率が高くなります。

アーティストの本の中には特典としてCDなどが入っているものもありますが、Amazonでは「本」扱いとなるケースが多いです。

念のためモノレートで表示されるジャンルを確認してから仕入れしてください。

さらに利益率を高める方法

さらに利益率を高く取りたいなら、本、写真集、雑誌の中でも「未開封品」を狙ってください。

未開封品はAmazonではコンディションを「新品」として売ることができます。

ただし、ほとんどの書籍に再販制度が適用されるので、Amazonの規約としては定価以外の値段をつけることはできません。

この点は注意してください。(自由価格本は適用外)

最後に

今までブックオフでCD、DVD、ブルーレイのコーナーをスルーしていたなら、それはとてももったいないことです。

ぜひこの記事を参考に仕入れをしてみてください。

きっと仕入れの幅が広がると思います。