A8.net 確定申告のやり方【勘定科目・仕訳の実例つき】

A8.net利用者

アフィリエイトの「A8.net」の報酬を確定申告するにはどうすればいいの?

具体的な勘定科目・仕訳のやり方を教えてほしい!

こういった疑問に答えます。

 

この記事では、アフィリエイトの「A8.net」で確定した売上・報酬の勘定科目・仕訳のやり方を丁寧に解説します。

私も使っている確定申告ツール「マネーフォワード クラウド」の画面を見ながら説明します。

マネーフォワード クラウド」を使うと、A8.netの売上データを自動で記帳・仕訳できるのでおすすめです。

A8.net 確定申告のやり方【売上・報酬を仕訳する手順】

A8.netで売上・報酬が確定したら、以下の手順で仕訳を行います。

  1. 売上日:確定した売上を仕訳する
  2. 月末:売上に対する消費税を仕訳する
  3. 入金日:銀行振込を仕訳する

それぞれ解説していきます。

マネーフォワードでA8.netの確定申告をしよう【準備】

マネーフォワード クラウドでA8.netとデータ連携する手順は以下の記事にまとめてあります。

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マネーフォワードでA8.netの確定申告をしよう【アフィリエイト報酬確定】

A8.netのアフィリエイト報酬について、マネーフォワードを使って仕訳をしていきます。

売上日:A8.netのアフィリエイト報酬を仕訳する

取り込んだA8.netの報酬データをもとに仕訳しましょう。(取り込まれるデータは確定報酬のみ)

アフィリエイト報酬が確定(成果承認)したときの仕訳は次のようになります。

売掛金 ××× / 売上高 ×××

※「売掛金」は「未収金」でも可

 

貸借(左右)で金額が一致していればOKです。

仕訳を入力できたら、右下の「登録」をクリックします。

※ 「自動仕訳ルールとして保存」にチェックをつけてから登録すると、次回以降に同じような仕訳が来た時に、保存された勘定科目で自動提案してくれます。(AIに学習させることができます)

マネーフォワードでA8.netの確定申告をしよう【消費税】

A8.netでは「その月の確定報酬額に対する消費税」が計上されるタイミングは月末です。

なので、月末にまとめて消費税の仕訳をします。

月末:A8.netの確定報酬額に対する消費税を確認する

A8.netの成果報酬画面で、その月の確定報酬と消費税の金額を確認します。

A8.netにログインして、「レポート」タブ > 「成果報酬」 をクリックしましょう。

A8成果報酬レポート1

次に、「成果確定レポート:月別」の「確定報酬額・税金」の金額を確認します。

A8成果報酬レポート2

確定報酬額に対する消費税を仕訳する

月ごとの消費税を「売上高」として仕訳します。

売掛金 ××× / 売上高 ×××

このように、売上高に消費税を含める「税込方式」が一般的です。

これでA8.netの確定報酬額に対する消費税の仕訳は完了です。

マネーフォワードでA8.netの確定申告をしよう【銀行振込】

A8.netからアフィリエイト報酬の銀行振込があったときの仕訳を行ないます。

ネットバンキングならマネーフォワードとデータ連携ができるのでおすすめです。

入金日:A8.netからの銀行振込を仕訳する

銀行振込時の仕訳は次のようになります。

支払手数料 ××× / 売掛金 ×××

普通預金 ×××

振込手数料は「支払手数料」または「雑費」で処理します。

売掛金から振込手数料を差し引いた金額(実際の入金額)を「普通預金」とします。

こうすることで、振込手数料を経費(支払手数料)にすることができ節税にもなります。

注意点:二重仕訳してない?

最近マネーフォワードの機能が改善されて、A8.netから銀行への振込データも自動で取り込まれるようになりました。

その結果、以下のように同一の取引データが二重で取り込まれてしまうので、片方だけ仕訳登録をしましょう。

  • A8.net → マネーフォワード(銀行振込)
  • ネットバンキング → マネーフォワード(銀行振込)

もしこれに気づかず二重仕訳してしまうと、入金の記帳額がズレてしまうので注意が必要です。

仕訳例:A8.netのアフィリエイト報酬

実際に「マネーフォワード クラウド」の画面を使って、A8.netのアフィリエイト報酬について仕訳をしていきます。

例1:1月10日に20,000円(税抜)の成果が確定した。

A8.netからマネーフォワードに入ってきた確定売上データを仕訳します。

売掛金 20,000 / 売上高 20,000

マネーフォワードから連携して入ってくる売上金額は「税抜」です。

実際のマネーフォワードの画面だとこのようになります。

A8仕訳例1

右下の「登録」ボタンを押したら仕訳は完了です。

なお、マネーフォワードでは勘定科目の下に「補助科目」を設定することができます。

私の場合、上の画像のように売掛金の下に「A8.net」、売上高の下に「アフィリエイト」を設定しています。

例2:1月分の税額2,000円が計上された。

例1で確定した売上20,000円に対する消費税2,000円(10%)を記帳します。

売掛金 2,000 / 売上高 2,000

現在の仕様では、月末にA8.netからマネーフォワードに自動で入ってきます。

 

※ 以下の手順は不要

消費税額については、月の終わりごとにA8.netの管理画面で「成果確定レポート:月別」の「確定報酬額・税金」を確認してください。

マネーフォワードの画面だと次のような手順になります。

まずは「手動で仕訳」タブ >「振替伝票入力」をクリックします。

A8仕訳例2-1

次に、日付、勘定科目(借方・貸方の2つ)、金額、摘要欄を入力します。

A8仕訳例2-2

摘要欄に「2021年1月 消費税額」などと記入しておくと管理がしやすいと思います。

最後に「登録」ボタンをクリックして仕訳を登録します。

例3:3月15日に1月分の報酬(税込)が振り込まれた。

A8.netでは、成果が確定した翌々月15日に入金されます。

銀行口座への振込手数料はアフィリエイターが負担します。

なお、振込手数料の金額は、振込先がどこなのかによって異なります。

A8仕訳例3

※引用元:A8.net公式サイト

現在のマネーフォワードの仕様では、自動でA8.netからデータが入ってくるので、振込手数料を意識する必要はありません。

 

例1・2で登録した確定売上+消費税(計22,000円)が、三井住友以外の口座に振り込まれた場合(手数料550円)、以下のような仕訳になります。

支払手数料 550 / 売掛金 22,000

普通預金 21,450

1月分の売掛金22,000円から、振込手数料550円が差し引かれて、銀行口座に21,450円が振り込まれます。

マネーフォワードの画面だとこのような仕訳になります。

A8仕訳例3-2

マネーフォワードと銀行をデータ連携しておけば、自動で仕訳が提案されて便利です。

確認できたら「登録」ボタンをクリックして仕訳を登録します。

お疲れ様でした。

以上でA8.net 売上の仕訳は完了です。

アフィリエイト報酬の記帳は月ごとでもいいの?

アフィリエイト報酬の記帳・仕訳は月ごとでもいいのか?」ですが、結論を言うと「NG」です。

記帳は、取引が発生するごとに付けるのが原則です。

他のサイト・ブログの中には「月ごとに仕訳すればいい」と書いてあるものもありますが、厳密には誤りです。

会計規則では、白色申告は「日ごと」に記帳する(つまり一日の売上合計での記帳)のも例外的に認められますが、「月ごと」の記帳は認められていないので要注意です。

なお、青色申告は基本的には「取引ごと」の記帳しか認められていません。

とはいえ、それを理由に税務官から指摘されることはよっぽどないと思います。(税務官にとってメリットがないから)

 

したがって、A8.netのアフィリエイト報酬を仕訳するタイミングは以下になります。

  1. 売上(税抜) → 売上確定日
  2. 消費税 → 月末
  3. 入金(税込) → 入金日

※A8.netでは、その月の消費税は月末に決定する

参考:確定申告ツール「マネーフォワード クラウド」について

私も使っている確定申告ツール「マネーフォワード クラウド」は、直感的な操作で、素早く、簡単に確定申告することができます。

マネーフォワード クラウドは、年間50件までの仕訳であれば、30日間無料で使えます。

試しに使ってみてもし合わなければ、使用をやめれば料金は1円もかかりません。

» 参考:マネーフォワード クラウド公式サイト

 

マネーフォワード クラウドについてのレビュー記事はこちらです。

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