30代職歴なしだけど、このままだとヤバいから正社員になって安心したい。
アピールポイントも特にないし、就職に有利な資格でも取っておこうかな。
30代職歴なしから確実に就職できる資格なんてあるの?
こういった疑問に答えます。
総務省「労働力調査」によると、2018年の非正規雇用者数は2,165万人(前年比+45万人)で、労働者全体のうち4割近くいると言われています。
アルバイトやパートなどの非正規雇用のままでは、歳をとるにつれて労働力としての需要も下がり、いつ職を失うか分からず将来に不安が残ってしまいますよね。
この記事では
- 30代職歴なしから確実に就職できる資格3つ
- 30代職歴なしの人におすすめしない資格
- 30代職歴なしの人が資格なしでも就職する方法
を解説します。
30代職歴なしから確実に就職できる資格TOP3
30代職歴なしから確実に就職できる資格として、おすすめなのは以下の3つです。
- 日商簿記
- 宅建
- プログラミング
それぞれ解説していきます。
30代職歴なしから就職できる資格①:日商簿記
日商簿記は、日本商工会議所が開催している会計の資格で、レベル別に初級・3級・2級・1級の4種類あります。
簿記は事務職への就職や転職に有利な資格としても有名ですが、評価されるには簿記2級以上が必要と言われています。
合格に必要な勉強時間は、簿記3級だと100時間、簿記2級だとプラスで300時間が目安です。
ちなみに、2ちゃんねる創設者のひろゆき氏も、職歴なしの人はとりあえず簿記を取得しておくことを推奨しています。
理由としては「簿記の取得にはある程度の努力が必要なため、コツコツ努力することができるという証明になるから」というのが大きいそうです。
簿記の取得は独学でも可能ですが、時間短縮のためにも「オンスク.JP」といったスクールを利用するのがおすすめです。
「オンスク.JP」は月額1,078円(税込)で、「簿記」や後述する「宅建」などの50講座が受け放題のオンラインスクールです。
これを利用しながら勉強して、過去問を解いておけば合格は難しくないでしょう。
» 参考:オンスク.JP公式サイト
30代職歴なしから就職できる資格②:宅建
宅建とは「宅地建物取引士」のことで、不動産売買や賃貸物件のあっせんをすることができる不動産のスペシャリストです。
宅建を取得すると、不動産管理会社をはじめ建築会社、金融機関への就職にも有利です。
宅建士として就職した人の平均年収は360万円、月収にすると30万円ほど。
ただし、合格に必要な学習時間はおよそ300時間と、結構な労力をかける必要があります。
宅建を独学で取得するのは難しいため、先述の「オンスク.JP」などのスクールを利用するのが近道です。
30代職歴なしから就職できる資格③:プログラミング
「プログラミング」は厳密には資格というよりスキルですが、プログラマーやエンジニアの人材は市場からのニーズが高く、他の職種に比べて給料が高い傾向にあります(平均年収489万円)。
おすすめは、需要が圧倒的に高い「Java」「PHP」です。
これらのプログラミング自体は独学でも身につけられますが、独学レベルで就職先を見つけることは難しいです。
そのため、「TechAcademy(テックアカデミー)」などの転職保証がついたプログラミングスクールに通うと安心です。
中には、30代OK&転職保証つきの無料プログラミングスクールもあります。
詳しくはこちらの記事を読んでください。
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注意!30代職歴なしの人におすすめしない資格
逆に、30代職歴なしの人におすすめしない資格は以下の通り。
- TOEIC・英検
- MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)
- その他の難関資格
TOEIC・英検
資格と聞いてすぐ思いつくのが、TOEICや英検などの英語試験だと思いますが、ハッキリ言っておすすめしません。
外資系企業や海外との取引が多い企業に就職したいなら有利かもしれませんが、残念ながらほとんど就職には役立ちません。
なぜなら、TOEICや英検は「英語が理解できる」だけであって「英語を使って仕事ができる」ことの証明にはならないからです。
MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)
MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)は、ExcelやWordなどMicrosoft Office製品のスキルの証明ができる国際資格です。
ExcelやWordの使い方はオフィスワーカーとして必須のスキル・知識ですが、MOSを取っているからと言ってそれだけで就職に有利にはなりません。
その理由は「MOSの取得は比較的カンタンだから」です。
MOSを持っていたとしても、実務で使えるレベルかどうかは全く別の話です。
その他の難関資格
その他にも以下のような、いわゆる難関資格を取得するための勉強もおすすめしません。
- 公認会計士
- 税理士
- 司法書士
- 中小企業診断士
- 建築士 など
20代のうちに資格試験に合格できれば就職先が見つかる可能性はありますが、合格しないまま30代を迎えてしまうリスクの方が大きいです。
試験に何回受けても受からず、「職歴なし」のまま時間だけがすぎてしまうと、まさに泥沼。
合格までに費やす時間・労力の割に、リターンが小さくおすすめできません。
【資格なしOK】30代職歴なしから確実に就職する方法!
実はわざわざ資格を取らなくても、30代職歴なしから正社員に就職する方法もあります。
それは就職エージェント「ジェイック」のような就職支援サービスを利用することです。
» 参考:ジェイック公式サイト
就職支援サービスは、フリーター、ニート、既卒者、大学中退者といった人専門の求人サービスです。
通常の転職エージェントと異なっているのは以下の3点。
- フリーター、ニートに理解のある会社が集まっている
- 職務経歴書、履歴書、適性試験などの書類選考が免除される
- 自己PR、ビジネスマナー、身だしなみなどの就職講座がすべて無料で学べる
詳しくは以下の記事をご覧ください。
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